デッサンの鉛筆の種類について

デッサンでは、どのような鉛筆をお使いでしょうか。
デッサンの本や画集を見ても、使った鉛筆の種類や紙の種類までは詳しくは書かれていません。
文房具が好きな方が、鉛筆を紹介しているサイトなどは多くあります。
筆者が知りたいのは、絵描きがどんな道具を使って絵を描いているかという事です。
そこに、興味が湧きます。

今回のテーマ

デッサンに使う鉛筆選び」です。
絵を描き始める前に、自分自身に合うデッサン鉛筆は、どれか調査していきます。
一般的な画材屋(今回は、世界堂新宿本店)で手に入る鉛筆を、14種類集めました。
全て2Bに統一してあります。
鉛筆には、字が書きやすく作った鉛筆とデッサンに力を入れた鉛筆があるようです。
鉛筆について調べるまで知りませんでした。

鉛筆の歴史」で鉛筆に使われているについて記事にしました。
北星鉛筆で鉛筆について聞く」で製造工程について記事にしました。

14種類の鉛筆

1.uni 2.Hi-uni 3.MONO 4.MONO 100 5.MONO R 6.Mars Lumograph 7.Mars Lumograph black 8.tradition 9.Castell 9000 10.GRIP 2001 11.ART DESIGN 12.TECHNOGRAPH 13.GRAFWOOD14.GRAPHITE

日本 MITUBISHI/三菱鉛筆

1.uni
2.Hi-uni

黒く、きれいに書ける理想の芯を採用

鉛筆芯の材料である黒鉛と粘土が微粒で均一であるため、より黒く、きれいに書くことができます。

なめらかな書き味で、折れにくい鉛筆

黒鉛と粘土は不純物が少なく、均一に混ぜているため、なめらかな書き味で、かつ折れにくい鉛筆芯です。

三菱鉛筆公式サイト引用
デッサンで多く使われている鉛筆の一つとして、uni系が多いかと思われます。
筆者はデッサンで使う鉛筆で初めて手にしたのがHi-uniです。
どこにでも売っている利便性が気に入っています。

uniとHi-uniの違いは?

鉛筆のなめらかさが全然違います。
Hi-uniの方がなめらかな描き心地です。
uniとHi-uniの違いを試してみる価値があります。

作例

浦野 なお 「自画像」 2019年 紙 キャンソン ミタント 鉛筆 Hi-uni 2B  297×210mm

日本 Tombow/トンボ

3.MONO
4.MONO 100
5.MONO R

MONOシリーズの特徴は、超微粒子芯で高密構造により、なめらかなに濃く書けて紙にしっかりと定着し、折れにくい芯です。

トンボ鉛筆公式サイト引用
MONOシリーズには、3種類の鉛筆があります。
MONOは、製図・デッサンに向けて作られている鉛筆です。
MONO 100は、MONOシリーズの中でも最高級の鉛筆です。
MONO Rは、事務・学習向けです。3種類の中では。MONO 100が一番きれいなグラデーションが描けました。

ドイツ STAEDTLER/ステッドラー

6.Mars Lumograph
7.Mars Lumograph black
8.tradition

Mars Lumographは、デッサンの本で紹介されている鉛筆の一つです。
これは、試し描きする価値があります。
きれいなグラデーションが描けました。

製図・ファインアート・デザインなどのプロフェッショナルユーザーから厚い信頼を受けている鉛筆。紙への定着性がよく均一な線が書けます。折れにくく磨耗が少なく滑らかな書き味です。2019年4月、全24硬度のラインナップとなりました。

ステッドラー公式サイト引用

グラファイト鉛筆とカーボン鉛筆の違いは?

Mars Lumograph blackは、カーボン鉛筆です。
グラファイト鉛筆で黒を濃く表現すると光沢がある黒になります。
カーボン鉛筆で濃い黒を表現をすると光沢が抑えられます。
カーボン鉛筆は 、紙への定着がいいので練り消しで消すと残りました。
描き比べをすると表現の違いがわかるかと思います。

traditionは、一般用の鉛筆です。

作例

エミネム 「素人の落書き鉛筆画」 2019年 紙 シリウス 鉛筆 Mars Lumograph H~6B  288×210mm

ウラノ
メルカリで出品されていた作品です。表情が好きで買わせていただきました。
エミネムさん、調査にご協力ありがとうございます。

ドイツ FABER CASTELL/ファーバーカステル

9.Castell 9000
10.GRIP 2001

FABER CASTELL社は、鉛筆造りの先駆けです。

Castell 9000は、1905年に登場した歴史の長い鉛筆です。鉛筆のルーツを知るためにも試し描きしてもらいたい一本です。

GRIP 2001は、人間工学的に最適な三角形軸で、鉛筆を握る所にドットがついていて滑り止めになっています。
デッサンよりも学習向けだと思われます。

ドイツ LYRA/リラ

11.ART DESIGN

デザイナーやアーティスト向けの鉛筆作りをしているドイツのメーカーです。良質な素材選びと確かな製造プロセスを保証するために、リラの鉛筆作りは創業当初から厳格なルールの下で行われています。
高純度のグラ ファイト(黒鉛)と天然由来の粘結剤です。極めて微細 に粉砕されたグラファイトが、明快でしっかりとした滑ら かなストロークを可能にします。

マルマン公式サイト引用
粘り気がなく、カリカリと乾いた音がします。濃い黒の表現は好みの色をしています。

スイス CARND'ACHE/カランダッシュ

12.TECHNOGRAPH
13.GRAFWOOD

TECHNOGRAPHは、描き心地は軽くグラデーションを描くと薄い表現が得意です。

GRAFWOODは、今回選んだ14種類の鉛筆の中で一番高価です。描き心地はなめらかで、鉛筆自体の重さがしっかりとあります。

プロアーティスト向けの幅広い硬度バリエーション。モノトーンの表現が大きく広がるグラファイト鉛筆です。各鉛筆に、芯と同じ硬度と黒のトーンを正確に示すニスを施しています。

カランダッシュ公式サイト引用

オランダ BRUYNZEEL/ブランジール

14.GRAPHITE

オランダで有名な画家フェルメールやレンブラントが生まれた国の鉛筆です。
断面が円形なので転がります。芯が太く乾いた描き心地。

デザイングラファイト鉛筆は高品質のスケッチ鉛筆です。
デザインや、スケッチ、細密画、イラストなどにお使いいただけます。高品質の黒鉛から作られたなめらかな書き心地。

ターレスジャパン公式サイト引用

14種類の鉛筆のグラデーション


キャンソン ミタント
色画用紙
色番…111 アイボリー
厚さ…160g/㎡
寸法…A4規格(297×210mm)
入数…10枚入

どれを選ぶか

どの鉛筆を出しているメーカーも、芯が折れにくいということ、なめらかな描き心地を目指しているようです。
なめらかさの感じ方は、個人の感覚にかなり左右されるので、
実際に画材屋に足を運んで、試し描きをして欲しいです。

筆者は、どの鉛筆を使いこなせるようになりたいのか考えました。
一番きれいなグラデーションが描けたのは、 6.Mars Lumograph で、
描き心地が良かったのは、 13.GRAFWOOD でした。

同じ2Bという表記がされているが、
鉛筆一本一本の重さ、芯の太さ、硬さ、鉛筆の断面や芯のなめらかさなどが違います。
使って見ないと判断できないかと思います。

今回の調査で筆者は、 13.GRAFWOOD を扱えるように練習していきたいです。

今後、絵描きの作例を増やしていきたいです。

 

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